労働相談・労働組合づくり相談

熱中症対策―空調服

熱中症対策

以前「熱中症指数」を計測する機械について書いた。それを読んでその機械を導入した職場もあると聞いている。あれは指数を計測し、危険を予知するための道具であり、熱中症を防ぐ装置ではない。空調服は熱中症を防止する器具として有効である。一番重要なことはこまめに休憩をとることと、スポーツドリンクなどの飲料水をちびちびこまめに呑むことである。それにプラスして「空調服」もありかなと思う。

私が使っているのはシーベックスというメーカーのもので、セット価格は1万8千円である。服と、バッテリー、充電器、ファンが一組になっている。今季会社が4着購入して使用をはじめた。私の職場は外のだだっ広いヤードであり、炎天下では太陽を遮るものが無い場所なので、ここのセクションだけ導入した。

今期はキャンプ用のテントも仮設して、休憩室の他に屋根のある地点もできた。大型のクーラーボックスも購入していつでも水分補給できる体制を整えた上で「空調服」の導入である。半袖のもの、インナーについているもの等多数あるが、私の使用しているのは長そでのブルゾンである。ファンは取り外しが簡単で服の洗濯は可能だ。

空調服の原理は汗の気化熱で体温をコントロールする。服に小型のファンが二個ついていて、服の中に外気を取り入れ、体の表面に風を流すことで汗を気化させて涼しく快適に過ごすことができる。ファンから毎秒20リットルの外気がとりこまれる。取りこまれた空気は服と体を平行に流れ、その過程でかいた汗を気化させる。体は気化熱を奪われて冷え、服の中を通った湿った空気は襟元と、袖口から排出される。バッテリーは1回充電すると8時間連続使用可能だ。バッテリーは服の内ポケットに入るようになっていて、防水仕様になっている。

ファンの風の強さをボタンで調整できて、最強にするとファンが回る音が強くなる。作業中は感じないが、室内に入ると音が少しうるさい。汗はかいているのだろうが、すぐに気化するので汗が流れる感じがしない。そのため汗もができない。先日まで汗もの薬を塗っていたがあまり必要なくなった。同僚で皮膚病・アトピーを患っている人がいるが、彼にとってはとても良いと思う。  

メーカーの宣伝文句は「これを使用すると作業効率が上がり、連続勤務が可能になる」と書かれている。この服を導入することで休憩時間が短くなるとしたら問題である。休憩時間をこまめに確保した上で熱中症防止のために使うなら意味がある。ネットで検索するとその効用、原理。メーカーの説明、販売宣伝がいっぱい出てくる。まず1着組合で購入して効用を試してみるのが良いと思う。ウォシュレット・トイレをはじめて使用した時のような感動がある。

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